2006年04月06日

●寺歴

 草庵は熊谷氏が安芸に移ったことにより、一時おとろえたが、以後数百年にわたり念仏道場として法灯を現在まで伝えている。 現在の熊谷寺は、この草庵のあった地といわれ、本堂の西方には蓮生の墓と敦盛の供養塔がある。
 
 天正年間に徳川家康は開山の真俗にわたり巧勇あったことに感賞し、遠祖大光院殿御追福のため、百万遍念仏を修すべく仰せつけられ、 御朱印三十石を賜った。境内には家康・秀忠が立ち寄り筑波富士を御覧になった小富士見亭があった。
 
 智誉幡随意白道上人が天正十九年に浄財を勧募し、大伽藍を建立、蓮生山熊谷寺と称した。以来今日に至るまで寺門繁栄し、現世安穏、 後生浄土を祈り、福寿増長、子孫繁栄、諸願成就せること、開山蓮生法師の大伽藍のたまものである。
 
 江戸中期には本堂、十王堂、上品院、上生院等あったが、安政一年一月火災に遭い一塵に帰した。明治三十六年より約十六年8ヶ月を費やし、 大正四年入仏式が行われた。現在、敷地一町五反に、間口十四間、奥行十六間の総けやき入母屋造りの大本堂は、戦災を免れ、 関東一の木造建築物である。また、本尊下の戒檀廻りは長野善光寺、甲府善光寺とともに国内有数の構築物である。

 

●歴代

開山   坂東阿弥陀仏法力房蓮生大法師 
中興   演蓮社智誉上人幡随意白道大和尚
二代   (不明)          
三代   頂蓮社上誉上人学頭大通大和尚
四代   天蓮社九誉上人蓮舎万海大和尚
五代   専蓮社南誉上人霊実白玄大和尚
六代    照蓮社寂誉上人止観黒現大和尚
七代   欣蓮社厭誉上人浄求玄随大和尚
八代   念蓮社専誉上人願故感益大和尚
九代   信蓮社大誉上人願心源母大和尚
十代   願蓮社浄誉上人直阿秀伝大和尚
十一代   西蓮社親誉上人蓮海俊雄大和尚
十二代   然蓮社法誉上人直阿昌察大和尚
十三代   尋蓮社声誉上人蓮入淳貞大和尚
十四代   揚蓮社称誉上人厳阿秀山大和尚
十五代   忍蓮社得誉上人法爾堅外大和尚
十六代   真蓮社諦誉上人明阿義海大和尚
十七代   真蓮社最誉上人道阿英厳大和尚
十八代   覚蓮社性誉上人単阿直信学詮大和尚
十九代  中興 心蓮社寂誉上人静阿無着亮吟大和尚
二十代   流蓮社響誉上人正阿大音観明大和尚
二十一代   成蓮社性誉上人本阿霊潮恢音大和尚
二十二代   達蓮社善誉上人光阿徳勇恢隆大和尚
二十三代   天蓮社承誉上人行阿自信大基大和尚
二十四代   禅蓮社元誉上人定阿凝心泰龍大和尚
二十五代 従中興 安蓮社天誉上人昇阿雲行龍超大和尚
二十六代   浄蓮社圀誉上人一阿古念立然大和尚
二十七代   心蓮社性誉上人速阿能令普成大和尚
二十八代 中興 乗蓮社転誉上人法阿演輪如実栄純大和尚
二十九代     明蓮社放誉上人鏡阿大円俊光大和尚 (大円鏡阿俊光大和尚)
三十代      乗蓮社転誉上人法阿演輪如実栄純大和尚(再任)
三十一代   従中興 聖蓮社暁誉上人向阿如是戎定大和尚
三十二代     乗蓮社秀誉上人法阿演暢景和大和尚
三十三代   岳蓮社雲誉上人向阿嶺覚和美大和尚

三十四代   現住