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2000年07月24日

●「精霊棚(盆棚)」

 亡くなったご先祖さまを我が家に迎えるにあたり、故人の好物や季節の野菜、果物を使って馬や牛の形を作り、お迎え、 お送りをするしきたりとして飾ります。
 たとえば、遠方からお客さんが訪ねてくるとわかれば、たいていは部屋を掃除し、 その人の好きなご馳走を用意してお迎えしますね。お盆は一年に一度、遠い所から故人が訪ねて来る日です。 訪れてきた故人がゆったりとお休みになれるよう、部屋を用意しご馳走をどうぞ、というのが精霊棚を作る理由です。  仏壇が一般家庭に備えられるようになったのは江戸時代になってからであり、それ以前はご先祖さまの霊を迎えるために、その都度、 棚を作っていたようです。精霊棚はその名残と言えるでしょう。 ナスやキュウリで作った牛や馬といった動物は訪れてくるご先祖さまの乗り物とされており、ご先祖さまに楽をしていただこう、 という昔の人々の優しい心の現れと言えるでしょう。

 しかし、現代の住まいの事情を考えますと、しきたり通りに精霊棚をしつらえるのは難しい場合があります。そういった場合は、仏壇、 若しくはその周りに故人の好きであった果物や野菜などをお供えするのがよろしいかと思います。