2004年03月01日

●「仏壇の祀り方」

 ご仏壇は一家の心のよりどころです。ご仏壇がきれいに正しくお祀りされている家には必ず、栄えがあります。
 ご仏壇は常にきれいに心がけ少なくとも朝と、晩には家族揃って、み仏に合掌し、ご挨拶する習慣を養いましょう。 ご本尊様の下悲のお心に感謝し朝には今日一日健康で楽しく励むことが出来るようみ仏の加護を念じ、 夕べにはお陰様で尊い一日をともかく無事に有意義に過ごすことができたことを御礼申し上げ一日を静かに反省することです。 こうして一家のよりどころであるご仏壇が正しくお祀りされてこそ迷いのない明るく、平和で幸福な家庭が築けます。
 
 われわれの生活の中で、無造作に当たり前と考えている事柄は、実に多くの自然の恵みや人々の恩恵を受けて生きてきています。 このことを仏教では因縁を説いています。われわれは、多くのご先祖さまや、大自然の力によって、この世に生を受け生かされているのです。 それゆえ仏さま、ご先祖さまの恩に感謝することが尊敬であり、お仏壇の崇拝にも信仰の第一歩となるのです。
 
 安置の仕方としましては、中央奥の壇に阿弥陀様の像(若しくは阿弥陀様の絵図軸物等)を、右に観音菩薩像、左に勢至菩薩像を侍します。 更に右と左の各々には善導大師像、法然上人像をお祀りします。 両菩薩像並びに両祖師像につきましてはスペースの都合上省略してしまうこともやむを得ないでしょう。
 中壇には先祖代々のご位牌、各故人のご位牌を安置します。基本は右を古く左を新しいものとします。 通常は中央に先祖代々のご位牌を安置しておき、各故人のご位牌は祥月命日の日には中央に安置します。また、ご位牌が多数ある場合は、 繰り出し位牌にまとめるか、若しくは各家の過去帳をご位牌の代わりに掲げるのがよろしいかと思います。
 前壇には三具足若しくは五具足を配置します。三具足とは、香炉・花立て・燭台(蝋燭立て)の三つセットのことで、 五具足とは更に花立てと燭台を一つずつ加えたセットのことです。更に鈴を配置することを忘れないようにしましょう。 鈴の醸し出す音色はざわついた心を落ち着かせ、真摯に阿弥陀様と故人に向き合う気持ちにしてくれるはずです。
 
 給仕の仕方ですが、地域によって多少の違いはありますが、基本は毎日お茶とご飯を供え、お線香を灯します。また、 花は造花ではなく生花を供え、枯れた花がそのままということのないよう注意して下さい。
 
 日々の仏さま、ご先祖さまへの回向の仕方、お仏壇を置く場所など詳しいことは、当寺院へお聞き下さい。