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2004年10月28日

●「熊谷寺開山報恩会(特別開門)を終えて」

 このホームページをご覧いただいている皆さまはご存じの通り、当寺院は10月21日、25日、 27日の3日間に渡りまして平日特別開門を実施しました。
 
 大方は成功といってよろしいのではと思いますが、ひとつ問題がありました。
 2日目の25日午後2時半ころ、多くの方々が喜んで帰られた一方で、「宝物も見せないなんて、うわっつらだけだ。 自由に見られない。」などと大声で批判して帰られる方をお一人見かけたのです。
 
 
 しかし、私(副住職)としましては致し方無いことと考えております。当寺院は観光収入(御札や御守り、参拝料の収入が多くを占める) を目的としている観光寺院ではありません。お檀家のみなさまの為の、 またお檀家のみなさまのよって支えられている、先祖の報恩に感謝し、手を合わせる場所なのです。 もちろん参拝料もいただいておりません。ほとんどの方々がそれなりにご満足されたようですが、 もっともご不満であったとしても境内でそういったことをおっしゃる方はそう多くはないと思いますが、 どうしてもそういった方はいらっしゃるようです。案内ボランティアの方には不快な思いをさせてしまい本当に気の毒に思います。
 もっとも、このような方は、たとえ宝物から何まですべてお見せしても何かしら言って行かれるのでしょうから、仕方の無いことと思います。 鼻から報恩に感謝する気持ちが無いのですから。
 
 
 こういったことがありますと、平日開門・解放なんてとんでもないという話になってしまいます。 お檀家のみなさまのほとんどは一般開放には否定的なのが実情ですから。寺務に従事する者として相応しくない言葉ですが、 「通常は寺務に当てる時間を割いて境内への入山を請けたにも関わらず、どうしてそんなこと言われなきゃならないのだろう」 といった気持ちも出てきてしまいました。

 とは言ってみたものの、恥ずかしいですねぇ。まだまだ修行不足です。ご批判・ ご不満は改善点として次にこういった機会がありましたら、活かしていきたいと思っております。これ以外につきましては、 ほぼ問題なく終了したと考えております。
 
 
 文化連合の高野会長さまをはじめ、熊谷寺案内ボランティアの皆さま方には、 事前に5回にも渡りまして蓮生法師(熊谷直実)及び熊谷寺についての講義を受けていただき、なおかつ3日間とも参詣者のご案内していただき、 誠にありがとうございました。