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2005年03月14日

●「戊辰戦争時代絵巻」

 昨日(3月13日)、法事がひと段落したので、お寺を抜け出して熊谷荒川河川敷にて行われた「戊辰戦争時代絵巻」を見に行きました。 風の強い日でしたが、好天に恵まれ、明治新政府軍と旧幕府軍歩兵部隊との戦いが再現されたのです。 
 
 新政府軍は薩摩・長州の藩軍が主体となっています。私の妻が鹿児島出身ということもあり、 どうしても薩摩軍をひいきしてしまいます。が、参加された人数がちょっと少なかったですねぇ。映画などで使用した大砲や、 自作の軍服など見るべきものは多かったのですが、観客も少なかったです。やはり、 熊谷の人間は文化的なことに関心が薄いのでしょうか?  
 
 それにしても驚いたことは、慶応末年から明治元年の公的な記録が無いということです。記録書は白紙になっていたそうです。それ故、 旧幕府軍と新政府軍の戦いは一切無かったという事になってしまっていたらしいのです。いったいどうしたことでしょうか。 旧幕府の役人は逃げてしまったのでしょうか。それで記録が一切無いのでしょうか。
 
 実際には旧家の文書によると、行田忍城と新政府軍との間で会談がもたれ、 忍城は無条件で恭順の意を示し、戦を回避したようです。憐れなのは、忍城城下に詰めていた旧幕府の歩兵部隊です。打って変わって、 彼らは忍領内で唯一の朝敵となってしまったわけです。そこを新政府軍が急襲したのが梁田の戦いと伝えられています。 彼らのうち3名は命を落とし、報恩寺(当時は現在の熊谷郵便本局に位置していた)に葬られたと言われています。 
 
 戊辰戦争はこの後、いっきに北上し、宇都宮城の戦い、会津戦争へと移っていきます。江戸城無血開城、 千葉の戦いから宇都宮城の戦いまでのあいだにこんな出来事があったというわけです。
 いやあ、歴史ってホントにおもしろいですねぇ。それにしても、記録しておくことの大切さを本当に感じた1日でした。