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2005年06月14日

●「寺庭婦人若葉研修会6 帰敬式 」

 2日目の夕方、全ての講義を終え、参加者全員で帰敬式を迎えました。
 帰敬式とは、阿弥陀さまの前で弟子となったことを報告し、 この先その教えを守りながら仏弟子としてそれに恥じない生活を送ることを誓う儀式のことです。
 3月末の京都、帰敬式が始まる頃はずいぶん日も落ち、薄暗い中、宿舎を出発しました。1列に並び、 お念仏を称えながら知恩院につづく坂を登ります。(大きな声を出しながらですので、これが結構きついのです。) 知恩院本堂隣の阿弥陀堂が帰敬式の会場です。

 阿弥陀堂前に並び、ひとりひとり名前を呼ばれてお堂に向かいます。中にはいるまでにお香で身を浄め、 香象を跨ぎます。(後でわかったことですが、わたしはどうやら跨ぐときの足を左右間違えたらしいのです・・・。大丈夫でしょうか・・・。) 入口でロウソクを受け取って、中へ。阿弥陀堂の中は真っ暗で、阿弥陀さまの前にあるロウソクだけが唯一の灯りです。 お坊様たちに導かれて所定の座につき、正面を仰ぐと、1本のロウソクの灯りのなかに浮かぶ阿弥陀さまが、 こちらに優しく微笑みかけていらっしゃいました。
 全員が入堂し、知恩院執事長佐藤諦学上人のご発声で帰敬式が始まりました。 始まって間もなく誓願の文(せいがんのもん)の宣誓がありました。私はジャンケンで負けて第1班の班長になっていて、 なおかつ例年第1班の班長が誓願の文を読み上げることになっているということで、貴重な体験をさせていただきました。 意外と緊張せずに落ち着いて読むことができました。文の最後には、 私たちの世話をしてくださった冨永上人様が美しい字でお寺の名前と私の名前を書いてくださっており、とてもありがたく思いました。
 
 その後、仏前のロウソクから分けていただいた灯りを各々のロウソクに移す献灯が行われました。40本ものロウソクに灯りがともされ、 阿弥陀さまの前の大きなロウソクの周りに置かれたさまはとても美しいものでした。習ったばかりの聖歌を全員で歌い、ありがたいお話を拝聴し、 お念仏を称え、無事に帰敬式を終えることができました。
 
 阿弥陀堂を出ますと、とっぷりと日も暮れていました。足下もよく見えない中、来たときと同じように参加者全員1列に並び、 お念仏を称えながら坂を下り、宿舎へ戻りました。宿舎に戻ると、今まで真っ暗なところにいましたので、建物の灯りがとてもまぶしく、 緊張もとけて少し疲れも感じましたが、何かホッとしました。皆さんもどことなくホッとしたご様子でした。

 
続く・・・   文/副住職寺庭