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2006年03月16日

●「お彼岸」

 もうじきお彼岸ですね。もうお墓参りの予定をお立てになっていますでしょうか?
 
 ところで、「お彼岸」って何なのでしょうか?今では以外とご存じの方は多くないのでしょうね。お参りに行く日のこと、とのみ覚えていて、 そのいわれや、何故お彼岸にお墓参りに行くのか、そこまでご存じの方は残念ながら少なくなってしまっているようです。

 お彼岸、つまり”彼岸”という言葉そのものの意味は”あちら側”ということです。これと対する言葉は”此岸”、つまり”こっち側”です。 仏教では”こちら側”は貪・ジン・痴の満ちている迷いの世界であり、”あちら側”はこれらの迷いを断ち、悟りを得た世界としています。 いま我々が生きている場所は、様々な誘惑などであふれており、亡くなられた方々は阿弥陀様の功徳によって、 迷いや悩みから離れた悟りの世界である”彼岸”に往生するわけです。

 では、何故お彼岸にお参りをするのでしょうか?お彼岸とは春分の日を中日とした前後の七日間のことをいいます。この中日には、 太陽の沈む方角が真西になるため、この頃に先祖を供養すれば、みんな浄土に行くことができるという考えられています。こういった考えから、 お彼岸に供養するという習慣ができたのです。

 われわれ人間はひとりでは生きていけないものです。小さいときは親に世話をしてもらい、年をとれば子供の世話になる。また、 自分も親や子供の世話をしていくものす。少なからず、自分以外の人と関わり合いながら生きていくのです。いうまでもなく、 ご先祖がいなければわれわれは今こうして生きていることはないわけです。その恩を感謝する気持ちを持って、 浄土にて健やかに過ごされますようにと供養することが大切なのです。