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2006年09月24日

●「安楽寺」

 哲学の径より東へ1本入った小径にあった法然院、この路を少しばかり南下すると安楽寺がある。正式名称は住蓮山安楽寺。 通称は松虫鈴虫寺と呼ばれている。法然上人の弟子、住蓮と安楽の2僧が延宝9年(1681)に建てた念仏道場である。
 後鳥羽上皇の管女松虫・鈴虫両姫が教化をうけてひそかに出家する事件が起こり、 これに激怒した後鳥羽上皇は、法然上人を讃岐へ流刑、弟子である親鸞聖人は越後国へ流刑、そして住蓮・安楽は死罪としたのです。 それを知った松虫・鈴虫両姫は自害したという「建永の法難」の悲劇の舞台となった草庵です。

 下って室町時代末、天文年間に2僧の供養の為に伽藍をこの地に再興したのが今の安楽寺という。 (当時はここより東1kmほどのところにあったらしい)本堂には本尊阿弥陀如来三尊像が安置され、傍らに住蓮・安楽両上人、松虫・ 鈴虫両姫の座像、法然上人張子の像などがまつられている。また、境内には住蓮・安楽両房の五輪供養塔と、山中には松虫・ 鈴虫両姫の五輪石塔が残り、悲劇を現在に伝えている。

(安楽寺は自由参詣はできません。必ず参詣可能日を事前にお調べ下さい。)