●『六時礼讃会』奉修す
十一月二十日、当山熊谷寺におきまして埼玉教区浄土宗青年会主催の『六時礼讃会』
が勤行されました。今年で十四回目となるこの礼讃会が当山にて初めてお勤めされることとなったのは、
今年が熊谷蓮生法師八〇〇年遠忌であり、「坂東最初念仏道場」と掲げられるこの本堂にて檀信徒の皆さまと礼讃の素晴らしさ、
お念仏の有り難さを分かち合い、共に阿弥陀さまへの感謝をしようという気持ちからでした。
法要、法話、木魚不断念仏、そしてまた次の法要‥‥。朝九時から夜九時まで、
これを多くの若い仲間たちが六座勤めていく、疲労も溜まってきます。しかし、法要ごとに新しく檀信徒の皆さまがご参会され、
ご一緒に木魚念仏をお称えされ、ご一緒に礼拝していただける、われわれ僧侶にとってこれほどありがたい事はありません。
そのお姿を見ることによって疲れも忘れ、一所懸命お勤めすることができました。まだまだ未熟者ですが、われわれ青年僧侶は、
お念仏の御教えを通して、皆さまの真摯なお気持ちによって更に成長させていただけるのです。私は僧侶だ、私は檀信徒だ、
等の垣根は外し、共に浄土を欣求する念仏者として修行していけたらと感じた一日でした。事実、浄土宗の法要(お経など)は、
僧侶も檀信徒も区別無く同じものをお称えすることができるのです。僧侶じゃないからダメ、なんてことはありません。僧侶と檀信徒、
一緒になってのお寺でなければ、本当のお寺ではないのだと思うのです。
今回、檀信徒の皆さまをはじめ多くの方々にご参会いただき、心より感謝申し上げます。また、
ご参会いただけなかった皆さまの分も精一杯心からお勤めさせていただきました。何年先かはわかりませんが、
また当山でこの六時礼讃会を勤行し、皆さまとご一緒にお念仏をお称えすることができたらと考えております。
来年度は桶川市の浄念寺さまを会所として六時礼讃会をお勤めさせていただく予定です。詳しくは、来夏にご案内させていただきます。 この度は、誠にありがとうございました。