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2007年05月16日

●歴史のはじまり

 今朝の出来事です。資源ゴミを出しに行くと境内のとある石碑の前に人が・・・
蓮昭寺の境内は塀や門は無いため、出入りは自由です。
 「おはようございます。何をなさってるんですか?」と声をかけると、石碑に刻まれた文章を読んでいるんだとのこと。更に、 自分は郷土史の研究をしており、この石碑はこの地方に尽力した人のことがたくさん書いてあり、貴重な資料となります、 こういう歴史あるものは保存しとかないとね、とのこと。

 そう言う郷土史研究家さんの足元には無惨に踏まれて折られたアイリスが7,8本。 まるで阿弥陀さまの紫雲ではないかと思うような薄紫色の花を咲かせたアイリスです。あるお檀家さんにいただき、 妻と二人で丁寧に育て植えたものです。4年ほど前から始めて、他の花も揃い、やっと花壇と言えるくらいになったところです。 数人ではありますが、通りかかる方で、この花が咲くのを楽しみにしていると言ってくださる方もいます。

 貴重な歴史あるものですよ、きれいに保存しないと、などと声高に話すその郷土史研究家さんの足元で、 これから歴史を重ねて行くであろうものが壊されているのです

 私はあきれてしまい、もう何も言いませんでした。折れてしまった茎や葉はもう元には戻りません。ですが、このアイリスに、 来年もその薄紫色の花を咲かせて、道行く人々を喜ばしてくれる気持ちがあるなら、必ず咲くはずです。それを願うだけです。