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2018年09月20日

●「お彼岸」

「暑さも寒さも彼岸まで」という通り、朝夕に涼しさが感じられるようになったこの季節、秋の彼岸を迎えます。
秋のお彼岸は、秋分の日を中心(お中日)とする1週間を指しますが、そもそも彼岸とは”彼の岸”と書く通り、わたしたちの住む世界(此の岸)と相対する極楽浄土を意味します。ではなぜこの時期を彼岸と呼ぶのでしょうか。春分・秋分の日と彼岸を繋げるポイントは「太陽の位置」です。
『観無量寿経』には、「日想観」といって、夕日の先に極楽浄土を思い浮かべる、という仏道修行のひとつが説かれています。その修行に最も適している日こそが、太陽が真西に沈む春分・秋分の日で、これがお彼岸の由来となっています。
残暑の中にも虫の声が聞こえはじめる季節です。お彼岸には、今日ある自分を育ててくれたご先祖さまへの感謝と。先立った方々へのご回向のためにも、まごころのお念仏をお称えしましょう。


出典『浄土宗行事シリーズ』No.273より引用